これから登山を始めるつもりだけど、道に迷わないか不安だなぁ
地図を持っていけば安心って言うけど、読めないだろうし…
YAMAPってアプリをよく聞くけどどんなアプリなのかなぁ
こういった疑問や不安に応える記事です。
本記事で分かることは下記のとおり。
- YAMAPがどんなアプリか分かる
- YAMAPの登山初心者におすすめのポイントが分かる
- YAMAPの登録方法が分かる
- YAMAPの登山初心者向けの使い方が分かる
私は登山を始めて10年以上経ちますが、YAMAPを使い始めたのは最近です。
低山だとほとんど情報がない場合もあり、YAMAPを知るまでは恐る恐る登っていました。
そんな中、YAMAPの存在を知り、使ってみたらその便利さにビックリしました。
今ではYAMAP無しでの登山は考えられません。
YAMAPは登山の地図アプリです。
登山道のような電波が届かないところでも、地図上で現在地が分かり、道迷いを防ぐことができます。
他にも登山者にとって便利な機能が盛り沢山です。
初心者にはありがたいことで、YAMAPは上記のような機能を無料で利用できるので、本当におすすめのツールです。
おすすめポイントは?
おすすめのポイントとしては次の4つが挙げられます。
- 登山中に地図上での現在地が分かり、道迷いを回避できる
- インターネットが繋がらないところでも現在地分かる
- 山の最新情報が分かる
- 登山中に地図上で危険箇所を見ることができる
①登山中に地図上での現在地が分かり、道迷いを回避できる
紙の地図だと自分が地図上のどこにいるかを、登山中に何度も地図を見て確認する必要があります。
しかし、YAMAPではスマートフォンのGPS機能を使って現在地を追えるので、YAMAPに自動で現在地が表示されます。
しかも、あらかじめ地図をダウンロードしておき、登山ルートを決めておけば、リアルタイムで自分がルート上から外れているかも分かります。
もう道迷いの心配がありません。
そしてYAMAPのすごいところは、地図アプリを無料会員でも使用できるところにあります。
ただし、地図アプリを利用するには山ごとに地図をダウンロードする必要がありますが、無料会員は地図を月2枚までしかダウンロードできないという制限があります。しかし、このブログを見て頂いている方はこれから登山を始めるか迷っている段階ですので、月3回以上も登山に登ることはないと思いますし、大丈夫かと思います。(有料会員では無制限に使えます)
②インターネットが繋がらないところでも現在地が分かる
インターネットが繋がらないところでも現在地が分かる
YAMAPはインターネットが繋がらない山奥でも地図アプリを使うことができます。
なぜならYAMAPはスマートフォンのGPSを利用できるからです。
GPSは人工衛生の電波を受信して現在位置を取得するので、インターネットが繋がらないところでも現在地が分かります。
人里離れるとケータイの電話やインターネットが使えなくなることがあります。そのようなところでもYAMAPを使えば現在地が地図上で分かるのです。
登山道から外れているか分かり、道迷いを回避できる
登山中にYAMAPの地図を見れば、登山ルートから外れているかが分かります。
YAMAPでは、あらかじめ登りたい山の地図をダウンロードしておけば、登山ルートを作成できます。
下の図のように、登山中は作成したルートが地図上で黄色の線で表示されます。(例:高尾山の地図)さらに、歩いた軌跡が地図上で青い実線で表示されるので、設定した黄色線と実際歩いた青線を見比べれば、登山道から外れているかがひと目で分かります。
登山道ではたまに道が分かりにくくて見過ごしたり、分岐点で標識を見間違えたりしてしまうことがあります。
そんなとき、YAMAPの地図を見ることで道迷いを防ぐことができます。
③ 山の最新情報が分かる
YAMAPでは登りたい山の最新情報が分かります。
YAMAPでは登山の活動日記を作成して他のユーザーと共有することができるので、登りたい山の直近の活動日記を見れば、最新の山の情報が分かります。
例えば、大雨などの自然災害で今まで通れた登山道が崩壊してしまい、通れなくなっていた場合、登山前にその情報を知るのは初心者には難しいと思います。
そもそもそんな可能性は思い浮かばないでしょう。
しかし、YAMAPで登りたい山を検索して直近の活動日記を読むだけで、そういった貴重な情報を知ることができるのです。
他にも秋の季節に登りたい山が紅葉してるか、雪が積もってないか、春に雪がまだ残ってるかといった、情報を知るのにも役立ちます。
④登山中に地図上で危険箇所を見ることができる
YAMAPでは地図上にコメントや写真を投稿して、他のユーザーと共有することができます。
そのため、危険を回避することや、役立つ情報を知ることができます。
YAMAPでは登山中に投稿内容が地図上に表示されるので安心して進むことができます。
私もまだYAMAPを知らなかった頃は、事前に山名でググって最新の情報を知ろうと頑張っていましたが、中々大変でした。
眺めが良いポイントがメモされていることもあり、疲れているときは「もう少しだから頑張ろう」と背中を押してくれます。
他にも、迷いやすい分岐点や、道が滑りやすい箇所などにメモがされていることが多いです。
アプリの登録方法
ここからはアプリの登録の流れを解説していきます。
アプリの入手方法
YAMAPはWEBサイトからの新規登録はできません。
アプリからの新規登録になります。
アプリの入手方法としては、アプリストア(APP StoreもしくはGoogle Play)からインストールできます。
スマートフォンで下記のYAMAP公式サイトのURLをクリックして下にスクロールしていけば、次の画面が出てきてAPP Store、Google Playへ飛ぶことができます。
アプリの無料会員登録方法
アプリをインストールしたら、次は無料会員登録をします。
登録の流れは下記のYAMAP公式サイトで詳しく解説されています。
アプリの使い方
YAMAPには便利な機能がたくさんありますが、ここでは初心者に最低限必要な使い方を解説します。
YAMAPは有料会員登録をすれば、たくさんの機能が追加され、山を楽しむ幅が大きく広がります。
しかし、まだこれから登山を続けるか分からない段階で、一気に多くの機能を紹介しても逆にやる気がなくなってしまうと思います。
例えば、YAMAPには登山中に地図上にコメントや写真を投稿できる機能がありますが、初心者の方はまずはその情報を知ることができれば大丈夫です。
投稿機能は、登山にハマってYAMAPの機能をもっと活用していきたいと思ってからでも遅くはありません。
なので、まずは初心者が無料で使える最低限必要な機能を紹介していきます。
地図の使い方
まずは地図の使い方について解説します。
地図を使えるようになれば、現在地が分かるようになり、道迷いを防ぐことができ、登山中に地図上で危険箇所が分かるようになります。
地図のダンロード
地図は家を出発する前にダウンロードしましょう。
地図をダウンロードしなければ登山中に現在地を確認できないのと、地図のダウンロードはインターネットが繋がるところでしかできないからです。
私は前日までにはダウンロードしています。
地図のダウンロードの流れは下記になります。
アプリを開き、「探す」をタップ。
登りたい山名で検索
ここでは高尾山を検索します
同じ名前の山も出てくるので、目的の山をタップ。
地図上で目的の山のマークが拡大され、下に山の情報が出ます。
「地図を見る」をタップ。
地図が表示される。ダウンロードをタップ。
※ここで違う地図をダウンロードしてしまうと、無料会員は貴重な回数制限を無駄使いしてしまうので、正しい地図かどうかしっかりと確認することが大事です。
いくつか地図の種類がありますが、最初は上から2番目のベーシック地図でOKです。下の二つは有料会員限定です。
ダウンロードが完了したら「ダウンロードした地図を見る」をタップ。
地図が表示されます。
2回目以降は下記の流れでダウンロードした地図を開けます。
「のぼる」をタップ
「地図を見る」をタップすれば、地図が開けます。
地図の見方
ここで他のユーザーが地図上に投稿したコメントを見てみましょう
コメントのアイコンには、赤色「報告・注意」と、青色「クチコミ・つぶやき」マークがあります。赤色アイコンは危険箇所など注意が必要なところにあります。青色アイコンには絶景ポイントなどの投稿者の気づきが書いてあります。
試しに高尾山周辺のアイコンをタップしてみましょう。下の地図上の右下の青色アイコンをタップしてみます。
少しわかりにくいですが、タップしたアイコンが少し拡大され、画面下に投稿内容が表示されました。
降雨後にぬかるみになりがちな箇所が改善されていたのを教えてくれているようですね。
登山ルートの作成
次に登山ルートの作成手順を解説します。
保存した地図から「登山計画を作成」をタップすると、自分で好みの登山ルートを作成できますが、初心者はモデルコースから登ったほうが良いでしょう。保存した地図の一覧画面で、目的の山をタップします。
モデルコースが現れるので選択します。
地図が表示されるので、よく見てこのコースで良ければ「このコースから登山計画を作成」するをタップします。
ここでコース内容を変更できます。変更がなければ「保存」をタップします。
装備や食料などその他の情報も入力して「保存」をタップします。「YAMAPに登山計画を提出する」をタップすれば完了です。
提出した登山計画を見るには、「のぼる」→「登山計画」で「登山計画を見る」をタップします。
「この計画を使って活動を開始する」をタップすれば、作成した登山コースが黄色く着色された地図が開き、「活動を開始」をタップすれば登山開始です。
まとめ
以上、YAMAPの登録・使い方について解説させて頂きました。
長かったと思いますが、最後まで読んで頂きありがとうございます。
これでYAMAPの登録から使い方までバッチリだと思います。
YAMAPで登山計画を提出したら、早速、山に登りましょう!
YAMAPなしでも登山はできますが、YAMAPを利用すれば下記のような便利な機能を利用して登山をより楽しむことができます。
YAMAPには沢山の機能があります。
いきなり全部知ろうとすると、そこで嫌になってしまうかもしれません。
まずは必要最低限の使い方だけ覚えて先に進むことが大切です。
山に登りながら少しずつ増やしていけば良いのです。
「登山に興味はあるけど、難易度高そう。体力や知識もないし…」
といった悩みで先に進めないなら、下記の記事を読まれることをおすすめします。
この記事では、低い山でのハイキング・トレッキングの始め方について解説しています。
次のことが分かるので、良かったら読んでみて下さい!
ここまで読んで頂き、本当にありがとうございました!
あとは行動あるのみです。最高の低山ハイキングを満喫できることを願っております。
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